職場で多くの人が感じているのは人間関係の悩みではないでしょうか。
私も人間関係が一番の悩みで転職経験もありますし、精神的な病にも悩まされた経験もあります。
正直、現在も完璧に悩みがなくなったわけではありません。
ですが、これから紹介する「境界線バウンダリー」の話を聞いて、私は今までの人間関係の悩みの原因と対策が腑に落ち、とても気が楽になりました。
もし今人間関係で悩み、私と同じような悩みを感じているのであれば気がラクになり楽しく仕事ができるようになります。
今回は3つの内容でお話していきます。
- 実際の私の人間関係の悩み体験談と行った対策
- 課題の分離
- 境界線バウンダリーとは
私の人間関係の悩みの体験談
まずは私の経験した人間関係の悩みのご紹介と行ってみた対策をご紹介します。
「その悩みある!」とか「まさに悩んでいる!」と共通点を感じたり、解決のきっかけにしていただけると嬉しいです。
新人に怒鳴るお局社員
よくある新人につらく当たるお局様です。
具体的には右も左もわからない状態の私に対して「なんでやってないの!」「見ればわかるでしょ!」と毎日の様に怒られました。
こういうタイプにありがちなのが、気分によって話の内容が変わるという点です。
昨日聞いたときは問題なかったのに、同じことをやるとやり方が違うだの、そんなこと言ってないだの意見が変わるタイプです。
私が行った対策は、挨拶や質問は積極的に行う事でした。
新人にだけつらく当たる人は自分を優位に立たせたいと感じていると思い、積極的に頼るようにしました。
そうすると下から好かれるといい気になったのか、物凄く優しくなりました。

もしかしたら厳しいけど、上手に指導が出来ないタイプかもしれませんね。
ボスと子分タイプの女子集団
学生時代によく見る女子グループのような関係性です。
私の経験上で厄介だったのが、いわゆる取引先にそういったグループがいたことです。



私たちの会社としてはその取引先がいないと業務が行えなかったので絶対服従の状態でした。
私が入社したときに「向こうが間違っていても謝ってね。」と最初に指導を受けたほどでした。
何事にもボスの機嫌が最優先の職場でした。
ボスが気に入らなければ子分たちからも嫌われ攻撃されてしまいました。
私は当初からターゲットにされており、挨拶は無視、暴言、陰口はあたりまえでした。
積極的に挨拶をしたり、お中元やバレンタインのようなイベントで贈り物をしたりと徹底的に下手に出て行動をとりました。
残念ながら上司に相談したり、業務でも努力を重ねたのですが結果的に精神的に病んでしまい退職する結果となりました。
態度が冷たくなった同僚
友人関係でもあるあるだと思います。
前日までは普通にしゃべっていたのに急に無視されたり、返事がそっけなくなったりした経験はありませんか?



私の場合は同僚が急に態度が冷たくなってしまいました。
嫌な態度をとっても大丈夫な関係性と思っているか、単純に嫌いになったかだと思います。
しかし、業務上ではある程度の友好的な関係性が必要です。
私も苦手な人に無理に話す必要はないと思いますが、急に態度を変えられたら不安にもなるしイライラもしますよね。
業務に関係する事は話しかけてくることもあるのですが、それはそれで「いいように使われている」ような印象を受けてしまいました。
行った対策は、気にしない事です。
無視をしたり、嫌われる事をするわけではないですが、必要以上に関わりを持たないようにしました。
普通に話しかけてみたり、挨拶したりしますが、対応が嫌な態度であったとしても相手のせいにせず、ただの結果として受け取る様に心掛けました。
どうしても解決できなかった人間関係!改善したきっかけ
いくつかの体験談や取り組んでみたことをまとめてみましたが、いろいろな対策をしてみましたが劇的に改善したことは無かったのです。
どうしてもショックは受けるし、イライラするし、休みの日にまで考えてしまう。
しまいには、精神的に病んでしまい退職や転職をしてしまうという残念な結果にもなりました。
実は私の考えには大きな落とし穴があったのです。
それは、苦手な人や嫌いな人に積極的に関わろうとしていて、相手の態度や返答でさらに落ち込むという悪循環に陥っていたのです。
そこで様々な本や動画を見まくって2つの「人間関係がラクになる方法」を見つけ出したのです。
課題の分離
この「課題の分離」は、自己啓発で有名なアドラーの「嫌われる勇気」を読んで知った考え方です。
私は、その中で紹介されている「課題の分離」が出来ていない人間だったのです。
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私が人間関係で悩んでいる時は、仕事をしてくれない部下に、一生懸命資料をつくって教えてみたり、一緒に手伝ってみたり、仕事をするかしないかは部下の責任なのにずっと首を突っ込んでいたのです。



気を使っているのに上手くいかないと、ストレスやいらだちを感じて神経をすり減らしてしまう結果に。
先ほどの人間関係の悩みで言うならば、態度が悪い同僚に対しても無理に話しかけたり、差し入れをして機嫌をとってみようとしたりとやる必要のないことに首を突っ込んでいたことが原因でした。
境界線バウンダリーを強くする
課題の分離を知って実践する事で人間関係の悩みは改善して行きました。
しかし、どうしてもストレスに感じる事が大きかったのです。
そこで知った言葉が境界線バウンダリーでした。
相手の機嫌は相手のもの
私はこのバウンダリーが弱いため、人の機嫌が悪いと自分のせいかもと不安になったり、イライラしたり、逆に良いと一緒に楽しくなったり他人の機嫌で一喜一憂していたのです。
他にも他人が他人に対してイラついていたり落ち込んでいても影響を受けてしまっていたのです。
元々他人の機嫌に影響されやすいタイプだと自覚はありましたが、このバウンダリーの話を聞いてものすごく腑に落ちて気が楽になりました。
例えば喜んでもらおうと差し入れをしてして、思ったような反応じゃなかったりお礼を言われなかった場合に、
「お礼言われなかったな、嬉しくなかったかな?嫌いだったかな?」とか「普通お礼くらい言うよね!」など影響を受けていました。
相手がどう受け取ったかは相手のもので、自分には関与できないものと理解できていなかったのです。



大事なのはバウンダリーを意識することだとわかってから、何か感情に引っ張られそうになったら自分の周りに境界線があるイメージをしました。
そうすると「これはもう自分には関係ない」と割り切る気持ちが出来はじめ、少しづつですが人間関係に良い傾向が出やすくなりました。
私が一番腑に落ちたバウンダリーのお話です
まとめ|境界線を意識し課題の分離を行えば気が楽になる
いかがでしたか?
私自身まだまだ課題の分離が出来ていない事も多いですし、感情が揺さぶられることも多いです。
でも原因と対策がわかるだけでも気分がラクになりませんか。
何気ない会話もとらえ方でプラスにもマイナスにもなります。
悪意のある言葉をワザと言っているわけでないのであれば、相手がどうとらえるかは相手の問題です。
例え悪くとらえたとしても、態度に出して攻撃してくるのか、改善するための行動をとってくるのかも相手の問題。
私たちは自分自身で出来る事とやりたいことにフォーカスする事が重要だとわかれば他人の評価や機嫌なんてどうでもよくなるものです。
私もその練習中です。
ぜひ皆さんも参考にして明るく楽しい毎日のために、頑張っていきましょう!
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