・登録販売者の試験を受けるつもりだけど、合格率や難易度を知りたい!
・勉強を始めたものの、受かる気が全くしない!
・会社から合格するようにプレッシャーがある・・・
・合格までのポイントを知りたい!
登録販売者の試験への考え方は様々だと思います。
- 働くために取得しなければいけない
- 今後、ドラッグストアなどで働きたいと考えている
- 全国で役に立つ資格を取得したい
まずは結論を言います。
登録販売者は独学でも合格可能です!
全く知識が無い状態でも1年あれば合格できます。
私の場合は転職で、あるドラッグストアに勤務する事となり取得が必須となりました。
上司からは「最長で資格取得まで3年しか待てない」とプレッシャーをかけられることも多かったです。
見たことのない言葉ばかりですし、勉強法も難しいですよね。
私も最初は一問も答えがわからず勉強を始めて3ヶ月くらいは、どこから手を付けたらいいのかわからない状態でした。
しかし、勉強を始めて約1年後に1発合格をすることが出来ました。
私の受験時は受験資格など状況が変わったりしていたので、1年の実務経験が必要だったのですが、
基本的は3ヶ月~6ヶ月でも合格は可能だと思います。

1日に3時間程度勉強が出来る方の考えなので、仕事をしながらや主婦の方は1年ほど見ていただいた方がいいです。
会社の勉強の制度はありましたが、役に立たないものばかりでほぼ独学で合格しました。
その経験を基に、勉強のポイントを実体験と共にしっかりお話していきます。
ドラッグストアで働きたい!現在小売業で資格取得を目指している!という方は
ぜひ、接客スキルの教科書のページもチェックしてみてください!
今回はツイッターでフォローさせていただいております、
みなみさん(@tenmina31)のツイートをきっかけに作成しました。
簿記も含め様々な勉強をされている尊敬するブロガーさんの1人です!
主婦やパートの方に有益な情報をお届けしているブログ【転勤妻のおしごと事情】を運営されています。
私は「暮らし」のカテゴリーが好きで参考にしています~
登録販売者は難しい?
登録販売者試験は難しいのか?気になる問題ですよね。
難易度や合格率、そもそも登録販売者とはなんなのか簡単に説明しておきます。
登録販売者とは?
簡単に説明すると医薬品を販売するための資格です。
医薬品は要指導医薬品、第1類、第2類、第3類医薬品とリスクによって分かれています。
この中の第2類、第3類医薬品を販売するためには登録販売者の資格が必要です。
チェーンのドラッグストアなどで取り扱う多くは、第2類、第3類医薬品が非常に多いため、
販売できる範囲は非常に広くとても役に立つ資格なのです。



一般用医薬品の約9割を占めるようです!
試験内容
試験内容は5項目に分かれた全120問の問題を240分で解くマークシート方式の筆記試験です。
試験項目 | 内容 | 出題数 | 試験時間 |
医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 医薬品の基本的な知識や薬害の歴史など | 20問 | 40分 |
人体の働きと医薬品 | 人体の構造や薬に関して、副作用など | 20問 | 40分 |
主な医薬品とその作用 | 薬の成分や作用など | 40問 | 80分 |
薬事関連法規・制度 | 医薬品の取り扱いに関する法律や販売業の許可などに関して | 20問 | 40分 |
医薬品の適正使用・安全対策 | 医薬品の安全対策や健康被害に対しての対応や安全対策に関して | 20問 | 40分 |
難易度や合格率
難易度や合格率は受験する場所によって変わります。
ちなみに私が受験した受験地の合格率はこのような感じでした。


かなり上下していますが、合格時もそこまで合格率が高かったわけでないようです。



全体の平均としては40%~50%の合格率です。
私の考える登録販売者の資格合格の難しい点
合格者は約半分近く、意外と高いように思います。
しかし勉強をしていると「これ合格無理でしょ!」と感じることも多かったです。
「どうして合格が難しい」と感じたのかを私なりに考えてまとめてみました。
範囲が膨大で法律の改定などで内容が変わる場合がある
兎にも角にも範囲が広い所です。
人体の基礎知識から薬の成分、副作用や法律まで・・・
医薬品に関わる全般的な知識を覚える必要があります。
また、法律が改定されたり、副作用などの情報が追加されたりと試験問題内容がアップデートされる場合もあります。
基本はもちろん、臨機応変な知識習得が必要ですね。
受ける地域の難易度の違い
登録販売者の試験は受験地によって問題や難易度が変わります。
試験自体は手引きやテキストからしか出ないのでしっかり勉強できていれば絶対に合格できる試験です。
しかしある県では素直な知識を問う問題が多いところもあれば、
ひっかけが多い県、漢方の問題が多い県など特徴がでてきます。



私はTOEICなどの受験もよくしていたのですが、年によって違うというのはよくある話ですが、年と受験地によって違うというのは珍しく対策を立てづらかったです。
合格ラインと試験時間
試験の合格ラインは全体120問の正答率が70%以上でそれぞれの項目の正答率が35~40%以上との事です。
各項目の正答率も各都道府県によって異なります。
つまり、得意な範囲で点数を確保することが出来ず、
1項目でも合格率を下回ると他の項目が満点でも不合格になるという点です。
また試験時間も4時間と長く、集中力との戦いでもあります。



TOEICは2時間なので、それでもヘトヘトになる私にはきつかったです・・・
年1回のプレッシャー
個人的にはこの1年に1回しかない試験回数が一番のプレッシャーです。



もともと、お腹よわよわで緊張しいなので試験までに体調を整えておくことが一番の課題でした。
試験に自信がない方や、お金に余裕がある方は8月から12月の間で試験が開催さえるため、
最近は感染症で難しくなってしまいましたが複数受験するのも1つの方法ですね。
合格時の私の状況まとめ
私が合格したときの状況をまとめておきます。
登録販売者の資格は法律などで状況や合格率が変わることも多いため、
現在受験をされる方にとっては少し状況が変わっている場合があります。
ひとつの参考にしてください。
受験時の登録販売者資格の状況
まず私が合格した試験は「平成27年度試験」です。
受験資格は誰でも受験可能でしたが、医薬品販売に関しては平成27年8月1日までに過去5年で通算1年以上の実務経験がないと販売不可という状況でした。
私は平成26年7月より業務につきましたので、平成27年度の試験で合格すればすぐに医薬品の販売に1人でも携われますが、不合格で次回以降で合格した場合は、「研修中」として資格者の管理・指導の下でしか販売に携われないという状況でした。



シフトの兼ね合いもあるので、「絶対合格しろ」の圧が凄かったのを覚えています・・・
勉強に使ったツールや参考書まとめ
私が使用した参考書などをまとめました。
- 会社から支給された「試験問題作成に関する手引き」
- 自分で買った参考書
- 会社のEラーニング
- 過去問
試験問題作成に関する手引き
登録販売者の試験に出されるすべての情報がまとめられている手引書です。
私は会社からファイリングされたものを頂きました。
厚生労働省のホームページよりダウンロードもできます。
厚生労働省のサイト【試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)】
買った参考書
▼最初に買った参考書
7日間で合格できる!と思い購入しました。
本当に必要な重要ポイントがまとめられている印象です。
最初に概要を学ぶにはぴったりでした。
ただ、後ほど勉強方法でも話しますが過去問をメインに使用したので
知識確認には手引書で行ったため最初の数カ月しか使用しませんでした。
▼今受験するなら購入する問題集
先ほどのテキストと併用しやすい問題集です。
テキストと問題集を完璧に仕上げれば合格できると思います。
しかし、私は心配性なのでもっとたくさんの問題に触れたいと感じてしまいます。
▼色々な受験地の問題を解きたい方向け
全国12地区の試験問題を収録した問題集です。
少し値段は上がってしまいますが、手引きとこの問題集を使用し合格点がしっかりとれるように勉強できれば
合格できるでしょう。
Eラーニング
会社より支給されたもので覚えていない部分が多いのですが、
ココデル虎の巻というWEB学習も取り入れていました。
ノルマとして問題を解くように言われていたので、勉強のために使用したことはほぼありません。
ただ隙間時間で勉強したい方にはタブレットやスマホで勉強できるのは大きいおススメポイントです。



ノルマのために5分程度適当に解いていたので、もっとしっかり使えばよかったです。
受験地などその他
九州ブロックで受験しました。
九州は12月開催だったので、体調管理や受験会場の服装など体調面で気を遣う点が多かったです。



同期や再受験の方々は広島県でダブル受験をしていました。
独学で一発合格した勉強方法とコツ
私は約1年のほぼ独学で合格することが出来ました。
勉強のコツやポイントをご紹介していきます。
最初の1か月は手引きやテキストをしっかり読む
最初の1カ月はどの様な問題が出るのか、雰囲気を掴むためにしっかりテキストを読み込むことをおすすめします。



この1か月は覚えようと思わなくて大丈夫です。
全体像を把握する事が目的です。
自分のペースで大丈夫なので毎日継続して読むことが重要です。
のちに、問題を解きながら書き込んだりマーカーを引くのでまずはしっかりと読み込むことです。
受ける地域の過去問題を重点的に解く
受験地によって問題の難易度や傾向が違うとお話をしました。
その為、解く問題は受ける受験地の過去問を重点的に使うことをおすすめします。
私は先輩方などから過去問を頂き勉強を行いました。
過去3年分ほど九州地区の過去問と他の県の問題で計6回分を使用しました。
このやり方で何がおすすめかと言うと、絶対と言っていいほど出されている問題を把握することが出来ます。
何度も解いていると「毎年出題されているな―」という問題や
「こういう出題の仕方が多いなー」という部分が見えてきます。
頻出問題は確実に覚えるようにしました。
あとは自身の受験地より難易度が高いと言われている場所の過去問を解くことで高地トレーニングが出来ます。



私は漢方の問題が苦手だったので、漢方を多く出す傾向のある問題を頂きました。
ひっかけを見抜く
登録販売者試験はひっかけが大好きです。
毎回選択肢が「どれも正解じゃない?」って思ってしまう問題ばかりです。
理由は、どれだけ正確に知識を習得しているかを問う試験だからです。
人の命に関わる薬を取り扱うわけですから、曖昧な知識では困るという訳です。
そのため、「ココが間違いやすいから、ひっかけるような問題なんだな!」と勉強していけば
自然と曖昧な部分が少なくなり、点数も取れ知識もしっかり身に着けることが出来ます。
答えの解説は簡単に確認する
登録販売者の試験はひっかけが好きだし、知識の正確性が問われるとお話をしました。
答え合わせをする際、1回目は確認程度にとどめるべきです。
チェックすべきなのは以下の3点です。
- ケアレスミスかどうか
- 全く違う解答をしていたのか
- 曖昧に覚えていたのか
チェックした後、手引きやテキストを使ってなぜ間違ったのかを調べ上げます。
細かい言い回しや、法律の細かい部分で間違う事が多いのでしっかりと調べ、
翌日や別の問題を解いた後に再度チャレンジします。
2回目以降も同じことの繰り返しを続けてください。
そうする事で自分の間違えやすい問題や癖も把握しやすくなり、どんどんと学習が楽になっていきます。
まとめ|独学での合格は可能か?
独学合格は可能!!でも対策は必須!!
私の考えとしては暗記できてしまえば解ける問題ばかりなので独学でも合格は可能です。
しかし、成分など独学だけでは勉強が難しい部分があることも否めません。
絶対に合格しなければならない、時間が無い方は通信講座やスクールでの学習を視野に入れるとより合格率が高くなります。
どうしても独学に不安のある方は通信講座もおすすめ
圧倒的合格率82%!登録販売者受験対策講座【三幸医療カレッジ】

- テキスト
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- 模試
3点の完全包囲網で1年間みっちり勉強できます。



私はテキストや過去問を貰える環境だったのは幸いでした。
最短で合格したいなら隙間時間に勉強しやすい通信講座もおすすめですね~
テキストなどの本だけでは想像できない部分が大きいので、
ドラッグストアで薬の成分を見てみたり、仕事の邪魔にならない範囲で店員に説明を受けてみても勉強になります。
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